炊飯器の保温機能で手作りローストビーフ
手の込んでいそうなローストビーフも、炊飯器の保温機能でかんたんに作れます。スーパーに売っている普通の牛モモ肉でOK。完成品を買うよりお財布にやさしいですよ!

なぜ炊飯器?
炊飯器の保温温度:(ふたをした状態)70度
(ふたを開けた状態)60度弱
炊飯器の保温機能なら、60度、70度の温度がキープできるので、温度管理が難しい料理も失敗しません。
※我が家の炊飯器「象印豪熱沸とうIH」の場合。(ウチの炊飯器は10年使用の古い型です)
作る前に皆様の炊飯器での温度を確認してください。
低温調理(真空調理法)
材料を70度弱の温度で加熱することで、材料から水分が抜けてしまわず、お肉や煮物料理がやわらかく仕上がります。また、浸透圧で煮汁が効率的に行き渡ります。もともとはフランス料理で開発された調理方法ですが、本格的な機器が無くても、Ziplocなど密封容器に入れて空気を抜き、お湯の中に入れて炊飯器の保温機能を使えば同じような効果が得られます。
炊飯器でかんたんローストビーフ
材料
牛もも肉かたまり 400グラム程度塩...小さじ1
こしょう...3つまみ
好みで乾燥ハーブミックス、塩レモンなど
オリーブオイル...大さじ1
お湯...1リットル
作り方
1. 牛もも肉に塩、こしょうをすりこむ。お好みで乾燥ハーブミックス、塩レモンなどを加えてもよい。2. 牛もも肉をキッチンペーパーでくるみ、常温で30分置く。この間にお湯を沸かし始める。
※お肉料理のコツ!調理をはじめる30分前に冷蔵庫から出して、常温に戻します。お肉が冷えたままだと、柔らかい仕上がりになりません。

けっこう水分がでています。余分な水分はふきとります。
3. フライパンにオリーブオイルをひき、強火で牛もも肉を焼く。もちろん中まで火が通らなくてOK。どの面もこんがり焼き色をつける。


4. Ziplocにもも肉を入れ、空気を抜いて密封する。

5. 炊飯器の内釜に牛もも肉入りのZiplocを入れ、もも肉部分がひたるまで湯を入れる。沸騰したての湯を入れると、若干温度高め。湯の温度が70くらい度になるまで放置。

6. 炊飯器のふたを閉め、保温で30分置く。(この間、内釜の中は70度くらいの温度がキープされています)
7. Ziplocを炊飯器から出し、あら熱がとれたら冷蔵庫で冷やす。
※低温調理のため、生もの同様傷みやすいです。冷蔵庫に入れてください。
※温かいうちは煮汁が行きわたりきっておらず、また、バラバラになってうまくスライスできません。冷めるまであせらず待ってください。

8.冷めたら肉をZiplocから出し、スライスします。

中心部はきれいな赤色!でも生じゃないんですよねー(不思議です)
オーストラリア産なら、ローストビーフ用のお肉が600円くらいで手に入りました。
プチプラでごちそうができました!

炊飯器の保温機能で、ほかに温泉卵や甘酒も作れます。
→「温泉卵 炊飯器の保温機能で作る編」を追加しました