インスタントvsレギュラー コーヒーの進化

コーヒーの比較

高価な機材は買えないけれど...なるべく普通に美味しいコーヒーを楽しむ方法を考えます。

コーヒーといっても、いろいろあります。
まずざっくり、インスタントコーヒーかそうでないか。
お湯で溶かすタイプのコーヒーか、挽いたコーヒー豆のコーヒーかですね。

結論から言うと、インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーは、それぞれに進化を続けているようです。
オレンジジュースでも、果汁をそのまま絞ったものと、ストレート果汁のパック、濃縮還元のパック、ファンタのようなドリンクのように色々な種類がありますよね。どれも美味しいけれど、別の味がする飲み物です。

我が家の場合、私はレギュラーコーヒー派で、夫はインスタント派です。

夫はインスタントコーヒーにミルクたっぷり派

インスタントコーヒーとは、カップに顆粒状のコーヒーを入れ、お湯で溶かして飲むタイプのコーヒーです。
費用は、商品にもよりますが1杯あたり2g使用(ティースプーン山盛り)で10円程度です。
「インスタント」の名称のせいか、どうしてもチープなイメージになり、また抽出後に乾燥の手順をふんでいるので、どうしても豆のコーヒーとは香りが違います。

でも味は年々進化していて、一昔前のような変な酸っぱさは抑えられています。また、スティック状で色々なフレーバーのついたものなど、楽しく手軽に飲める商品が増えているのもうれしいところです。ウチの夫は、ネスカフェゴールドブレンドのコーヒーに、牛乳をたっぷり入れて飲むのがお気に入りです。私が飲んでみた感想は「別モノだけど、飲める。」です。

ビンを捨てるのが面倒だったのですが、最近は詰め替え用の紙容器に売っています。

ちなみに、メーカーによってはインスタントという言い方そのものをやめていて、ネスカフェは「レギュラーソリュブルコーヒー」と呼んでいます。

「レギュラーソリュブルコーヒー」とは?
私は、この「レギュラーソリュブルコーヒー」が一体インスタントなのか、レギュラーコーヒーなのか、スーパーの棚の前で迷ってしまいました...が、結局のところお湯に溶かすだけで作れるコーヒーで、コーヒー抽出液とともに、1割未満ですがコーヒー豆を粉砕した粉も入っているそうです。

このあたりの名称については、業界内でも議論になっています。
> ネスレ日本、コーヒー業界団体脱退の真相(東洋経済オンライン)
http://toyokeizai.net/articles/-/43795


インスタントコーヒーで作れる、残りカスのでないコーヒーマシンも人気のようです。なんと5,000円程度。
いろいろ味のバリエーションを楽しめるのもよさそうです。


私はレギュラーコーヒーを手で淹れる派

挽いたコーヒー豆からお湯や水で抽出するタイプのコーヒーが「レギュラーコーヒー」です。
費用は、1杯あたり10g使用で50円程度から。
インスタントに比べるとお値段は上がりますが、ブラックで飲むと違いが明らかです。

今時はコンビニでもドリップパックでも1杯からレギュラーコーヒーが飲めてうれしいですが、美味しいコーヒーを毎日安く飲みたいなら、コンビニコーヒーより、マシンより、手で淹れるのがおすすめです。

若干ケチくさいですが、1杯あたり価格も比較。
(もっと安く買えるかもしれませんが、それぞれ美味しいと思った商品どうしで比較します)

コーヒー種類別 1杯あたり価格

・ネスカフェゴールドブレンド(インスタント):10円程度
・モンカフェ(ドリップパック):30円~50円程度
・セブンカフェ(コンビニ):レギュラーサイズ100円
・コーヒー豆:40円程度~


コーヒーは酸化との戦い

とはいえ、コーヒー豆のコーヒーを飲めば必ず美味しいか、というと決してそんなことはありません。
胃が痛くなるような、変な苦味や酸っぱさのあるコーヒーに出会ってしまう可能性もあります。

美味しくないコーヒーの主な原因は酸化です。
コーヒーは生鮮食品であり、焙煎後は長期保存に向きません。焙煎後、豆で2週間、粉に挽いて3日、淹れて30分で酸化してしまうと言われています。スーパーマーケットでパック詰めされている商品にはもっと長い賞味期限がつけてあるのですが、コーヒーとして飲める最低限のところを維持できる期限と考えたほうがよさそうです。

コーヒー専門店での少量買いがおすすめ

私の場合、挽いた豆の賞味期限である3日に1回コーヒーを買いに行くことは難しいので、近所の専門店で焙煎ずみの豆を買って、家で1杯分ずつ挽いて使っています。そのお店の豆は週2回焙煎しているとのことで、私は1週間に1回、100グラムずつ買い足して使っています。

新しい挽きたての豆は、たとえばペーパーフィルターで淹れたときに、ポコポコ、ふんわりと均一に泡が立ちます。
高級スーパーで買った豆でもやってみたのですが、味は専門店の豆の勝ちのようです。
お店にもよるかもしれないのですが、美味しく飲めるコーヒー豆の価格の目安は、個人的には100グラム400円程度かなあと思います。

そして、豆を挽くためのコーヒーミルですが、私は手で挽くタイプのものを使っています。
最近の製品は清潔で、性能も良いです。
昔々、実家でコーヒーミルを使ったときにはすぐ手が痛くなり掃除にも困った記憶があるのですが、こちらは手にフィットして、分解もできて◎です。価格は1,800円程度です。

次回は美味しいコーヒーの淹れ方を考えてみたいと思います。
> おいしくハンドドリップコーヒーを淹れる

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