飛騨・美濃伝統野菜「十六ささげ」

実家に帰ったら、父が「ささげ」を収穫していました。
趣味の園芸なので、これが正しい形状かどうか疑ったのですが、こういう長ーーーい豆です。

十六ささげ

ささげは愛知県・岐阜県を中心に食べられている地域限定の夏野菜で、どうも南米・東南アジアなど世界的に食されているようです。(海外でのほうが知られているとか)。ちなみに、十六ささげの「十六」は、中の豆が16個入っているところからきています。

キッチンばさみでささげをカット

キッチンはさみで適当な長さに切ってタッパーに入れ、レンジで1分30秒ほど加熱してみました。

味付けしないで一度食べてみましたが、三度豆を若干やわらかくしたような、すっきりした味わいです。
そのまま付け合せに、また醤油やマヨネーズであえておひたしにしたり、色々な食べ方ができそうです。

ささげ豆をレンジでチンしたところ

ちなみにこのささげですが、豆の部分がが成熟したものを「ささげ豆」といい、関東地方ではお赤飯にこの豆を使います。 (小豆じゃないんですね!)

小豆は加熱すると真ん中が割れることが多いのですが、ささげ豆は加熱しても破裂しにくいので、武士の腹が切れないとして縁起が良いとされたそうです。

おまけ

ささげ(豆)は、一見したところ小豆にそっくり。乾物屋さんなどで購入することができます。
小豆より価格は高めで、餡やぜんざいには不向きですが、見栄えよく美味しいお赤飯が作れます。

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