しじみ・あさりの砂抜き

しじみやアサリなどの貝類は、海や川で砂を吸っています。
お店で買ってきた貝はたいてい砂抜き済みですが、食べたときに「ジャリッ...」と砂が残っていることもあります。
念のため、食べる前に簡単に砂抜きをしましょう。

しじみの砂抜き

砂抜きにはいくつかコツがあります。


材料

しじみ...1パック
水...500ml
塩...5g(小さじ1) ※あさりの場合は、塩を20g(大さじ1より少し多いくらい)にする


方法

1. なるべく貝の住んでいる環境に近づけると、砂を吐いてくれます。
しじみの場合は1%、アサリの場合は4%程度の塩水を使います。(けっこう濃い...!)

砂を吸っています

2. しじみをこするように洗い、バットに並べます。
積み重なってしまうと、貝が窒息してしまうので、なるべく平べったい器を使います。
私が使用しているのは無印良品のステンレスバット(大)メッシュトレー(大)です。
バットの上にメッシュトレーを重ねてセットで使うと、吐き出した砂が下にたまり、貝が再度砂を吸うことがないのでオススメです。
バットに並べ、塩水を入れます。

3. 塩水をバットに入れます。
水位は貝の6割が水につかるくらい。それ以上水につけてしまうと、貝が死んでしまいます。
水位は貝の6割がかくれるくらい

4. 貝は暗い場所で活動するので、雑誌や古新聞をバットの上にかぶせておきます。
※貝が活動しなくなるので冷蔵庫に入れてはいけません。
雑誌をかぶせる

5. 夏なら2~3時間、冬は5~6時間置いてください。
貝の口が開いて、水や砂を吐き出しています。
しじみの砂抜き

6. 砂抜きが終わったら塩水を捨て、ざるにあけておきます。
左の画像を見ると、貝がかなり砂を吐き出しています。
砂抜きができました
ちなみに、貝がすでに塩水を吸っているので、調理の際の塩はほとんど要りません。



ポイント

冷蔵庫に入れてはいけない、貝を完全水没させてはいけない、貝を重ねてはいけない...
以上がコツですが、かつて私は、すべてこの逆を行っていました...
このやり方で砂抜きするようになってからは失敗しなくなりました。
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