先日、千葉の海へ行って生のわかめを買ってきました。
普段は乾燥わかめを使っているので、生のわかめを料理するのは初めてです。わかめは、地味でありきたりの食材だと思っていましたが、料理してみていろいろな発見がありました。

生のわかめは大きくてぶ厚い

大きな生わかめ

こちらが、切る前のわかめです。
大きく成長すると長さ数メートルになるそうですが、今回のものはまだ小さく、50~60センチくらいです。

葉と茎に分ける

生わかめを葉と茎に分ける
わかめの部位は、外側の葉と中央の茎の部分に分かれます。ふだんお味噌汁などに入れているのは、ひらひらの葉の部分です。また、成長すると茎の根元部分の左右にひだができ、「めかぶ」になります。
火の通る速さや調理法が異なるので、葉と茎に分けます。葉は手のひらくらいのサイズに切り、茎は鍋に入る長さにざっくり整えます。

ゆでるときれいな緑色に!

わかめをゆでると緑色になります

生の状態のわかめは茶色っぽい色をしていますが、お湯に入れるとすぐに鮮やかな緑色に変わります。

葉は、しゃぶしゃぶやお味噌汁に

わかめのしゃぶしゃぶ

ちなみに、わかめに細かい白い毛のようなものが生えていることがありますが、これはわかめの葉体の一部分で、衛生上問題ないそうです。

茎は刻んでめかぶのように食べられました

茎はゆでてから細かく刻み、だし醤油と混ぜてめかぶのように食べました。生臭みがまったく無く、おいしく食べられました。

茎わかめをきざんで食べる

わかめの茎のぬか漬け

わかめの茎はそのほかにも、醤油味で煮付けたり、ぬか漬けを作ったりすることもできます。
ぬか漬けは、ゆでてから水分をよく拭き、ぬか床に一晩漬けます。

茎わかめのぬか漬け

余ったわかめは1回分ずつタッパーなどに入れて冷凍

生わかめは2日くらいで傷んでしまいますが、生の状態で冷凍保存すれば、1か月弱は保存できます。一回分の量に分けてから冷凍すると便利です。使う2時間くらい前に冷蔵庫から出し、およそ解凍できたら水で洗い、料理に使います。

わかめは春が旬!

わかめは乾燥や塩蔵などで一年中食べることができますが、3~5月の春が旬です。
海の近くのお店などでは手頃な値段で買うことができます(私の場合、ボウルに満杯の量で500円でした。千葉県富浦町への日帰り旅行の話はこちら)。たまに、デパ地下などでも(湯通しや塩漬けにしていない)生のわかめを見かけることがあります。

機会があったら、ぜひ生わかめの料理にチャレンジしてみてください。